葬式で孫代表で挨拶(スピーチ:弔辞)することになってしまった・・・
お別れの言葉はどんなことを話したらいいのか、
何分くらい話せばいい?
普通の紙(便箋など)に書くの?
封筒は必要?
などなど、葬式での弔辞に備えて準備する物、お別れの言葉の内容(弔辞の内容)を伝授します。
私の体験談も含みます。
【この記事の内容】
- 弔辞を書く上で準備するもの
- 弔辞の文章の長さはどれくらい?
- 弔辞の書き方を伝授!
- 弔辞の例文
葬式の挨拶を孫代表ですることに!弔辞を書く上で準備するもの
お別れの言葉(弔辞)を書く上で準備するものは2つ!
- 白い無地の便箋
- 白い無地の封筒(※なくても可?)
白い無地の便箋・封筒が必要と書きましたが、私のいとこは
ルーズリーフのみしか準備をしていなかったそうです^^;
封筒には入れず、葬式ではルーズリーフに書いたお別れの言葉(弔辞)を読み上げたとのこと。
形はなんであれ、葬式の時にちゃんと弔辞を読み上げれば良いのかなと。
白い無地の便箋
お別れの言葉(弔辞)は白い無地の便箋に書きましょう。
私は、よく卒業式などの祝辞で使う便箋に書きました。
行の幅が広いので、書き直したり、追記するのが楽でした。
私は、ボールペンではかかず、鉛筆で書きました。
後からあれも書きたい、ここ修正したいというときに手直ししやすいです。
書いたものは自分しか見ないので、中は修正しっぱなしのぐちゃぐちゃでもOK!笑
ちゃんと書きたい方は、下書きしてから清書ですね。
白い無地の封筒
白い無地の便箋は、お別れの言葉(弔辞)をかいたあと、入れるために必要です。
白い封筒は、100均などの市販で売っているものでOK!
ただし、郵便番号の赤枠がないものを選んでくださいね。
書き方について調べてみると、封筒の表書きに『弔辞』と書くように記されていましたが、私は書きませんでした。
当時、書き方について調べておらず知らなかったです^^;
封筒の表に『弔辞』と書かなかったからといって、葬式のスタッフの方からは何も言われませんでした。
葬式の挨拶を孫代表でする!弔辞の文章の長さはどれくらい?
調べてみたところ、お別れの挨拶(弔辞)の文章の長さは800〜1,200文字が目安とのこと。
時間だと大体3〜5分以内におさめると良いですね。
私も気になって、どれくらいの時間が妥当なのか葬式のスタッフの方に聞いたところ、
弔辞の長さは短い人もいれば長い人もいる。気にしなくて大丈夫
とのこと。
長すぎても聞いてる人が飽きると思うので、
5分以上10分以下におさめるようにすればいいと思います。
私は5分ほどかかりました。
弟から長すぎ!とクレームがありましたが^^;
でも、最期の別れの挨拶なので、長すぎようが悔いのないようにできたのでよかったです。
弔辞を読むときに泣いてしまい、スムーズに読めない可能性があります。
泣いてしまうのは仕方のないことですが、そこで時間を取られすぎないように気をつけましょう。
葬式の挨拶を孫代表でする!弔辞の書き方を伝授!
葬式でのお別れの言葉(弔辞)の書き方(文章の構成)を伝授します。
文章の流れは以下の3段階!
- 故人へ呼びかけ(おばあちゃん・おじいちゃんなど)
- 故人との思い出
- 別れの言葉
それぞれみていきましょう。
故人へ呼びかけ
孫代表では、まず初めに、普段自分が呼んでいた名前で呼びかけます。
私は、「おばあちゃん」と呼んでいたので、「おばあちゃん」と呼びかけました。
故人の名前を入れて「〇〇おじいちゃん」「〇〇おばあちゃん」でもOK。
故人との思い出
故人との思い出はなんでもありです。
自分が心に残っていること、嬉しかったこと、楽しかったことなど書きましょう。
故人への感謝の気持ち・謝罪でもOK。
なんでもありと言いましたが、
避けた方がいい話は、否定的なこと。
参列者が聞いていて不快な思いにならないように気をつけましょう。
別れの言葉
最後に別れの言葉で締めます。
例えば、
- 今までありがとう。
- ご冥福をお祈りいたします。
- 私たちのことを見守っていてください
などです。
上記で紹介したものでなくても大丈夫です。
自分が好きな言葉、伝えたい言葉でOKです。
弔辞の書き方の注意点を伝授!
弔辞を書くにあたり、注意点を3つ紹介します。
- 忌み言葉はNG!
- 宗教上の言葉に気をつける
- 「4」「9」はNG!
忌み言葉の「死ぬ」「悲しむ」「涙」「またまた」「しばしば」はNGです。
また、仏教特有の言い方で「ご冥福」があります。
一方で、キリスト教の場合は、「昇天する」「天に召される」などと表現するみたいです。
弔辞を書く際には、故人の宗教を調べておくと良いですね。
そして、死や苦しみを表す「4」「9」はタブーですのでこの2つの数字はくれぐれも使わないように気をつけてくださいね。
葬式の挨拶を孫代表ですることに!弔辞の例文【20代体験談】
葬式の挨拶(お別れの言葉:弔辞)を孫代表ですることになった私が実際に話した内容を紹介します。
上述でお話しした以下の3つに沿ってまとめていきます。
- 故人へ呼びかけ(おばあちゃん・おじいちゃんなど)
- 故人との思い出
- 別れの言葉
故人へ呼びかけ
ばあちゃん、こんにちは。孫のhoshiです。兄ちゃんと〇〇(弟)もいます。昨日お菓子と一緒に手紙も送ったけど無事に届きましたか?
一生懸命書いたので、読んでくれると嬉しいです。
今からばあちゃんとの思い出を話すので、お昼ご飯の支度をしながらでも良いので聞いていてください。
ばあちゃんが天国から葬式をみてくれていると思って書きました。
最初の故人への呼びかけは「ばあちゃん、こんにちは」です。
私が弔辞を読むときに、兄ちゃんと弟も一緒に隣にいたので、「兄ちゃんと〇〇(弟)もいます」としました。
「昨日お菓子と一緒に手紙も送ったけど無事に届きましたか?」は、火葬前に棺にお菓子、手紙を入れたので、無事に天国(ばあちゃんが暮らすところ)に届いたか確認です。
「お昼ご飯の支度をしながらでも良いので」は、ちょうど弔辞を読む時間帯が、ばあちゃんが昼食の支度をしている時間だったのでそうしました。
他の例文・・・
〇〇ちゃん、突然のお別れで驚いています。
〇〇、突然のお別れで悲しいです。
故人との思い出
- 兄ちゃんとばあちゃんの思い出・・・さつまいも掘り
- 弟とばあちゃんの思い出・・・料理が美味しい、こっそりお小遣いをくれた
- 私とばあちゃんの思い出・・・恋バナ、ばあちゃんへの謝罪、感謝の気持ち
兄ちゃんは、ばあちゃんとの思い出を「さつまいも掘り」しか教えてくれなかったので、
兄ちゃんは、芋掘りのエピソードしか教えてくれなくて。本当はもっとばあちゃんとの思い出はたくさんあったと思う。たぶん手紙に書いてあるから忘れずに読んでね。
と付け足しました。
ばあちゃんへの謝罪、感謝の気持ちは、
5年間家に帰れなくて心配かけてごめんね。ばあちゃんのことは嫌いになんてなってない。ずっと大好きだから。この先もずっとばあちゃんのことは忘れないよ。ばあちゃんも忘れないで見守ってくれると嬉しいです。
この1週間一緒に過ごせる時間をくれてありがとう。今まで本当にありがとう。
別れの言葉
これでお話しは終わりです。最後まで聞いてくれてありがとう。
午後も畑仕事をすると思うけど、ばあちゃんはあまり水分をとらないから倒れないか心配です。休み休みやってね。
それと、お菓子とか果物は、お母さんとおばちゃんが選びました。たくさん持たされたからびっくりしたよね。でも、ばあちゃんが好きな物だけだから喜んでくれたかな?
りんごが悪くなりそうなので、早めに食べてね。
それじゃ、ばあちゃん。向こうでも元気でね。私たちも元気に頑張るね。
「ばあちゃんが天国から見ている設定」にしていたのでこんな感じの文章になりました。
どんな感じにかけば良いんだろう?
と悩みますが、
ばあちゃんに語りかけるように、ばあちゃんが傍で聞いてくれていると思えば書きやすいかなと思います。
文章力とかそんなの気にしなくて良いです。
それより、ちゃんとお別れの言葉を悔いなく伝えることが大切です。
自分の気持ちを素直に書いてみましょう。
まとめ
「葬式の挨拶を孫代表ですることに!弔辞の例文・書き方を伝授【20代体験談】」についてまとめてきました。
孫代表で挨拶(弔辞)するとき、まずは、白い無事の便箋・封筒を用意する。
書く内容は、故人との思い出話などなんでもあり。ただ、他の人が聞いて嫌な思いにならない内容にしましょう。
最期の別れの挨拶なので、悔いの内容に仕上げてくださいね。
余談ですが、弔辞を読む時のやり方については、葬式当日に葬式のスタッフの方が一通り教えてくれます。(私の場合は教えてくれました)
弔辞を読むときには、涙が溢れて読むどころじゃなくなるかもしれないので、事前に読む練習をしておいた方が良いです。
参列者にも聞こえるようにはっきりと言葉を発し、早口すぎず、ゆっくりと読み上げてくださいね。
・・・・・・
お別れの言葉(弔辞)で伝えきれないことは、手紙にしてみるのもあり。
棺に手紙を入れることができるので、こちらの記事を参考にして書いてみてください。